ガジェット小物製品の2大巨頭感のある(個人的意見)AnkerとUGREEN
ANKERといえば中国発メーカーで元は安くて品質の良い製品でブランド化してきましたが最近、ここ数年は若干値段高め路線で安い製品はチープな製品が多い感じに変わってしまったように思う部分もありますが、保証も長く良い製品がたくさんあります。
私は最近UGREENの製品が好き(マニアックな便利製品もあったり、価格も安く性能も良い)ですが、そんなAmazon系ガジェットメーカーを代表するAnkerとUGREENが販売しているSDカードリーダーの速度を測定してみました。
今回参戦するSDカードリーダー 【Anker UGreen】

今回参戦するSDカードリーダーは上記画像の通りです。
左上(UGREEN)のUSB-A&C両対応カードリーダーの製品はアマゾンページによると最大5Gbps(625MB/s、5000mbps)となっています。もちろんSD側がそんな速度出ませんが。
左下(ANKER)のUSB-A&C両対応カードリーダー製品も共にUSB-AとUSB-Cの両方のコネクタを搭載しているタイプのものです。最大速度は販売ページによると最大104MB/s(832mbps、0.832Gbps)とのこと。Ankerはハブに付いてるリーダーも大体の製品が同じ速度ですね。
右上のUGREENの製品はUSB-Cコネクタでケーブルが長いタイプで、UHS-IIのSDカードに対応したスペック上は一番速度の速いカードリーダーです。その速度がUSB-C接続で最大998MB/s(7984mbps、7.984Gbps)果たして。
速度の単位を統一してまとめると(以下MB/sに統一)
- ANKER USB-A&C両対応 104MB/s
- UGREEN USB-A&C両対応 625MB/s
- UGREEN ケーブル長いタイプ 998MB/s
どれもUSB3.0対応となっています。



使用したSDカードは最大速度160MB/sのSAMSUNG EVO Plus。(このSD安くて読み込み早くておすすめです)

この時点でAnkerのカードリーダーは最大速度が104MB/sのため上記SDカードの最大速度160MB/sを出せないことになります。

計測は全てUSB-CポートでMac mini M4に接続の上、計測アプリはBlackmagic Disk Speed Testを使用しました。
計測結果 遅い順に発表していきます それでは計測してみた


まずはANKER USB-A&C両対応カードリーダー。やはり製品スペック(最大104MB/s)通り速度は3つの中で一番遅く、書き込み66.5MB/s、読み込み88.6MB/sでした。当環境では何度テストしても大体こんな感じでした。


次に2番目に速かったのがUGREEN USB-A&C両対応カードリーダー。書き込み106.3MB/s、読み込み127.0MB/sでした。
最高625MB/s(5Gbps)とあるだけあってSDカードの性能(160MB/s)に迫る速度が出ました。かなり速いのでは。


そして栄えある1位に輝いたのがUGREEN UHS-II対応カードリーダー。書き込み117.7MB/s、読み込み127.2MB/sでした。
2位のUGREEN USB-A&C両対応カードリーダーとほぼ同じでしたが、何度テストしても僅かですがこのリーダーの方が速い結果でした。さすがスペック上も一番速いだけある。
ということで現製品だとUGREENのSDカードの方が速いのでおすすめ
ガジェット2大巨頭のANKERとUGREENを比較してみると現製品の話になりますが、私のテストした環境ではUGREENの方がスペック通り基本的に高速でした。
実際Macに接続してフォルダを開く時に画像ファイルのサムネイルが表示されるのも、はっきりわかるくらいUGREENの方が速いです。
価格的には2番目に速かったUGREENのUSB-A&C両対応カードリーダーは価格も安く2025年3月15日時点では実売1,300円程度でかなりお買い得だと思います。
ちなみにANKERは執筆時点(2025年3月15日)では2,290円でセール中ならまだ安くなると思いますが若干高めです。
UGREENのUHS-II対応ケーブル長いタイプのは通常3,399円、執筆時点(2025年3月15日時点)ではセール中で2,209円でした。