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最適なカメラ用クイックリリースシステム(カメラ用クランプ)を求めて〜Ulanzi F38を使ってみたレビュー

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カメラを使っていると色々沼があると言われていますよね〜

その沼のひとつ三脚雲台の上部部分、クイックリリースクランプ。

クイックリリースシステムに求める条件

クイックリリースシステムに私が求める条件としては下記。

  1. クイックリリースのプレートがコンパクト
  2. プレート自体にストラップが付けられる
  3. クイックリリースのベースと簡単に脱着でき、安全性も高い
  4. Peak Designのキャプチャーと互換性がある

1.はやはりコンパクトに越した事はないかと思いますが、カメラ自体にあんまり大きなプレートシューが付いているとかさばりますし、見た目もスタイリッシュじゃない。Peak Designのスタンダードプレートと同じ大きさ程度のプレートが良い。

2.は好みの問題もありますが、私は普段カメラをストラップ運用している時にプレートにPeak Designのアンカーを付けています。プレートにストラップをつけることでレンズが下を向いてくれるので(特に大きめのレンズ装着時)そのようにしてます。(下記写真)

Ulanzi FALCAMシリーズの「F38 クイックシュークランプ ベース」&「F38 スペアシュー クイックリリースプレート F38シリーズ&ピークデザインとも対応可能」を開封レビュー

今回UlanziのFALCAMシリーズから「F38 クイックシュークランプ ベース」(以下ベースと呼ぶ)と、同じくUlanzi FALCAMシリーズの「F38 スペアシュー クイックリリースプレート F38シリーズ&ピークデザインとも対応可能」(以下プレートと呼ぶ)の2つを試してみました。

結果的には、私には気になる点がいくつかあり、合いませんでした。とてもいい製品で売れているのですが、何が気になったのかを述べていきます。

ベース(左)&プレート(右)プレートには写真だと手前側の面にFOR PD CAPTURE V3と記載

ベース&プレートの本体はこんな感じで、ビルドクオリティも高い感じがする。プレートには写真だと手前側の面(と奥側)に「FOR PD CAPTURE V3」と記載があり4面ある内の2面がピークデザインのキャプチャーに装着できるようになっています。

逆に横サイド両側には「F38」と記載があり、そちらの面がベースに装着できる面となっています。

そう、このプレートは全面がピークデザインもしくはF38と互換性があるわけではなく、それぞれ片側しか対応しないため、カメラに取り付ける時の向きも必然的に決まってきます。

写真だとわかりづらいですが、レンズ側とディスプレイ側にFOR PD CAPTURE V3の面がきています

なぜかと言うと、キャプチャーを装着する際に快適に使うためにはレンズが下を向いて装着する必要があります。そのため、プレートは必然的に「FOR PD CAPTURE V3」の記載面がレンズ&ディスプレイ側に来るように固定する必要があります。

ベースをアルカスイスクランプに固定

ベースを雲台に固定するとこんな感じ。F38のベースは、それ自体の底面がアルカスイス互換の切り込みがあるためこのように固定する事もできます。

当然、カメラ側のプレートは「F38」の記載面が横サイドに来ているため、ベースに装着する際は横からスライドさせていく形にはなりますが、実用上問題は全くありません。

実際に使ってみて、こりゃ〜便利だわと思わず言ってしまう感じでした。

ベースが小さい&軽量なのも良い点ですよね。

何が気になったのか〜F38に改善してほしい点

そりゃ人気も出ますよね。こんな買いやすい価格で、こんな便利なクイックリリースシステム中々ない上に、ピークデザインのキャプチャーとも互換性があると来ている。ピークデザインのスタンダートプレート、PL-S-3の代用品としても良いですよね。こんな良いとこづくしの何が気になったかと言いますと、2点あります。

ストラップ装着ホールが対角線に2つしかない

液晶側から見てアンカーストラップを左側底面、右側をカメラ本体のストラップリングにつけている様子

上記の画像のように、F38のプレートはストラップホールが対角線上に2箇所しかなくピークデザインのスタンダートプレート(PL-S3)のように4隅にあるというわけではありません。

ストラップを底面につけることでレンズが下を向いてくれるので便利、と言うのは結構知られている話だと思いますが、これまで私はピークデザインのプレートで、ストラップを2つとも底面に付けて使っていました。そうすることで、カメラを握る時にストラップが邪魔にならないからです。

ストラップ底面に2つとはこんな感じ。Ulanziのプレートはこれができない!

じゃあプレートを90度回転させて、液晶側から見てプレートのストラップホールを右側にし、カメラ側は左のストラップリングにつければ良いじゃないかと思ったのですが、そうするとピークデザインのキャプチャーに取り付ける際にレンズが横を向くてな事になってしまいます。あちらを立てればこちらが立たず状態。

振動でプレートが緩んでくる

もう一点の気になる点は使用していると振動などでプレートが緩んできてしまうんですよね。プレートの固定もコインなのですがしっかり締めれる感じがなく、一度緩んできた際にあれ?強く締めなかったかな?と思いコインで前回よりかなり強く締めたのですが、ベースに装着したりストラップで持ち歩いたりしているうちにカタカタと手で動かせるような感じになってきて緩んできます。カメラとの相性もあるのかわかりませんが、私の手持ちのFujifilm X-S10ではそうなりました。

結果的にこれが気になり、使用するのをとりあえずやめてしまいました。

めちゃくちゃ良い製品だけど、自分の製品には合わなかった

使い心地も良くビルドクオリティも良く更にはお値段も納得価格ととても良い製品なのですが、私の使い方と、カメラとの相性なのか合いませんでした。個人的には、振動対策だけでも(六角レンチで強く締めれるようになるなど)がされたら買いたいな〜

後日談的なものですが、現在はこちらを使っています。最適なクイックリリース(カメラ用クランプ)を求めて〜【Peak Design キャプチャーにも使える】クイックリリースはこれが最高峰!NEEWERのGM31

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